AIが既存COBOLコードを自動解析し、金融庁への内部統制説明に使える日本語仕様書・システム構成図を生成する、地方銀行のシステム企画部門向けサービスです。
1960〜80年代に構築された勘定系COBOLシステムは、当時の設計者・保守担当者の頭の中にしか仕様が存在しない状態になっています。熟練COBOL要員の高齢化・退職が続く中、「誰も全容を把握していない」基幹システムを抱えたまま、J-SOX対応で金融庁へのシステムリスク管理資料の整備を求められる状況は、CIO(最高情報責任者)にとって経営上の重大リスクです。ドキュメントを一から手作業で起こす工数も人手もない――そのジレンマが移行への第一歩を阻んでいます。
本サービスはAI(大規模言語モデル)を用いて既存COBOLコードを自動解析し、プログラム間の依存関係・業務ロジック・データフローを日本語の仕様書とフローチャートとして出力します。コードを社外に送信しないオンプレミス構成にも対応しており、金融機関の情報セキュリティポリシーをクリアしたまま、「現状の可視化」と「経営リスクの説明資料」を同時に手にできます。移行実行の前段階として、まずリスクの全容を把握し、経営層・監査部門・監督当局に説明できる状態をつくることに特化しています。
COBOLコードを自動解析し、プログラム構成・業務ロジック・データ項目の依存関係を日本語で文書化することで、COBOL経験者不在でも仕様を把握できる体制を構築する
生成された日本語仕様書・フローチャートをJ-SOX対応のシステムリスク管理報告書の根拠資料として直接活用し、監査準備工数を大幅に削減する
AIによる自動ドキュメント生成により、熟練エンジニアが属人的に担っていた仕様確認作業の時間を大幅に短縮し、限られた保守要員を本来の障害対応・改修業務に集中させる
オンプレミスまたはプライベートクラウド構成でコードを社外に出さずに処理でき、金融機関の厳格なコード外部送信禁止ポリシーに準拠する
COBOLエンジニアの平均年齢が57.8歳で毎年約3,000人が定年退職している現状(日経クロステック2024年11月調査)を踏まえ、退職前に知識を文書として組織資産へ転換することで将来の保守継続リスクを低減する
可視化レポートを起点に、段階的なモダナイゼーション計画の立案・経営会議への提案が可能となり、全面移行に踏み切る前の合意形成コストを下げる
【ヒアリング・スコープ定義】対象勘定系プログラムの範囲・優先度・情報セキュリティ要件をヒアリングシートで確認し、オンプレミス構成の設置方式を確定する
【AIによる自動解析】COBOLソースコードをオンプレミス環境内で解析し、プログラム間依存マップ・業務ロジック一覧・データ項目定義書の三点セットを自動生成する
【日本語仕様書・フローチャートの納品】生成されたドキュメント一式をレビューし、J-SOX対応資料として活用可能な形式に整えたデータ分析・可視化レポートとして納品する
【改善提案書の提示】可視化結果を踏まえ、高リスク箇所の優先対応案と段階的モダナイゼーションロードマップ案を改善提案書として提示し、次のアクション判断を支援する
生成ドキュメントはCOBOLコードを直接解析した結果を出力するため、コードに記述された処理ロジックは忠実に反映されます。ただし、コメントが少ない・変数名が省略されているなど原典コードの品質に依存する部分があるため、本サービスでは初期スコープ段階でサンプル解析を実施し、精度と適用範囲をご確認いただいてから本格稼働に進む進め方を採っています。
本サービスはオンプレミスまたは貴行のプライベートクラウド環境内にAI解析エンジンを設置する構成に対応しており、ソースコードが外部ネットワークに送信されることはありません。金融機関のコード外部送信禁止ポリシーを前提に設計されており、導入前に情報セキュリティ審査に必要な構成図・データフロー資料を提供します。
大手SIerへの委託は障害対応・改修の実作業をカバーしますが、「システムの全容を行内で把握・説明できる状態」は別の問題です。金融庁のシステムリスク管理態勢では、外部委託先への依存状況の把握と自行内での管理責任が求められます。本サービスが提供する可視化ドキュメントは、委託先管理の根拠資料として、また内部監査・経営報告の裏付けとして機能します。
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